野中佑基のリーダーシップ論(17)

野中佑基
次に、リーダーシップの有効性を従属変数とするLMX(高群・低群)×相互独立的自己観(高群・低群)及びLMX×相互協調的自己観(高群・低群)の1変量2要因の分散分析を行った。どちらもLMXの主効果のみ有意であった(表3・4)。
 相互独立的自己観および相互協調的自己観の両方を独立変数とした場合においても交互作用は有意ではなかったため、自己観の影響力の検討は行えなかった。
3.仮説3の検証
 メンバーの集団アイデンティティーの程度によって、リーダー-メンバー関係の効果に影響が出るのかどうかを検討する。なお、リーダーが率いているメンバーの数の大小によっても影響を与えると考えられるため、3要因の影響を検討する。その際、3要因の分散分析を行うと、1セルあたりの実験参加者の人数に偏りが生じてしまうため重回帰分析によって検討する。
 LMX、集団アイデンティティーとリーダーが率いているメンバーを中心化した。また、これらの変数の交互作用項を作成した。リーダーシップの有効性の得点を基準変数として階層的重回帰分析を行った。Step1にLMX、集団アイデンティティー、グループの人数を、Step2に2要因の交互作用項を、Step3に3要因の交互作用項を説明変数として投入した。その結果、3要因の交互作用が有意であった(β=.86,p<.05, ΔR2=0.10, p<.05)。グループの人数を中央値(20.01)を境に高群と低群にわけ、それぞれStep1にLMX、集団アイデンティティー、Step2にそれらの交互作用を投入した階層的重回帰分析を行った。
以上で野中佑基のリーダーシップ論(17)を終わります。

参照:http://z8l1056.blog.so-net.ne.jp/2012-04-02

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